池上彰の現代史を歩く チェコ・プラハの春

教科書だけではわからない現代史の舞台を池上彰さんとともに歩き、触れ、感じ、聞き、知り、考えていきます。 今回は、池上彰さん、中山忍さん、そしてテレ東アナウンサーの相内優香さんともにチェコの首都プラハへ。激動の時代、1968年の『プラハの春』に迫ります。

ベラ・チャスラフスカさん。彼女の名前は、チェコで知らない人はいないほどの有名人です。実は、日本でも一大ブームを巻き起こしました。 


それは、前回の東京オリンピックのこと。チャスラフスカさんは、日本国民から“名花”と呼ばれ愛された女子体操金メダリストとなりました。  


しかし、彼女はその後、歴史の渦に翻弄されることに。その出来事とは、1968 年の「プラハの春」。社会主義体制下で、自由を手にした奇跡の改革運動が起こりました。

その努力は報われたかのように見えましたが、あっけなく抑え込まれてしまったのです。 その運動に尽力していたチャスラフスカさんは、姿を消します。そして激動の人生を歩んでいきました。 


それから 21年後「ビロード革命」とともに華麗なる復活を果たすことに。


≪チャスラフスカさん専属日本語通訳者の方にインタビュー≫


世界から注目された「プラハの春」とその裏に隠されてきた歴史をチャスラフスカさんの人生とともに真実を追います。 

 ≪チェコラジオ内での一枚≫

最後まで国民にソ連への抵抗を言葉で呼びかけ続けたチェコラジオ。当時、局前は敵の戦車がやってきて攻防戦になっていた中、放送を続けたそうです。


当時の肉声も残されていました。その一部はこちらです。 

「銃声が聞こえますか?皆さん、気持ちを抑え、平静を保ちましょう。こんな状況で命を落とすのは馬鹿げています。私は社会主義に賛成したのです。しかし人間の顔をした社会主義です。我々の新しい社会主義がこれからも続くために闘います。」


実際に、その時、放送に関わっていた方にお話しを聞くことができました。番組では、そのインタビュー内容も放送しています。


≪世界的に有名な写真家 コウデルカ氏の写真展にて≫

実際に、コウデルカ氏ご本人に当時のお話を伺いました。


≪共産主義博物館≫

館内では、当時の様子を少し感じることができました。


ロケ飯がこわ~い!?

取材と昼食もかねて、チェコらしいレストランも訪れました。そこは、Hostinec U Kalicha 。店内にはレトロな雰囲気が漂っています。

こちらは、チェコの人気作家が書いた「兵士シュヴェイクの冒険」をモチーフにしたお店です。その主人公、シュヴェイクが室内のあちこちに。 

兵士の彼は、バカなふりをすることで、上司からの命令を故意に失敗し、戦いを回避していきます。戦争をしたくない、という気持ちを表した、ある種の反戦小説なのです。そのため、シュヴェイクは、チョコを象徴するといわれるキャラクターといわれているのです。  


そんなチェコの物語に触れながら、おどろおどろしい溺死体と呼ばれる謎の食べ物も紹介しています!一体どんな食べ物なのでしょうか? 

ウトペネツ ( 溺死体 ) と奇妙な名のお料理の正体は、ソーセージの酢漬け。ソーセージを酢の中に死体のように沈めて作るので、この名前がついたそう。( 名前は怖いですが、美味しいです。)


レストラン名: Hostinec U Kalicha /ホスティネツ ウ カリハ 
住所:Na Bojišti 463/10, 120 00 Nové Město
HP : http://www.ukalicha.cz/shop/index.php 


お土産コーナーもあり、キャストもスタッフもシュベイクグッズをお買い上げ~♪ 池上さんは、シュヴェイク T シャツを選びました。


その他、番組内では、そうだったのか… がいっぱい詰まった内容になっています。

ぜひ番組でご覧ください♪


予告動画はこちらから。 https://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira/190113.html



中欧・東欧専門 撮影コーディネート会社 / 日本ハンガリーメディアート

2008 年に日本人とハンガリー人数名で立ち上げた日本ハンガリーメディアート。ハンガリーに本拠地を置き、中央・東ヨーロッパ諸国でメディア事業に従事してきたロケーションコーディネート会社です。テレビ番組・CM制作、各種スチール撮影・映像制作に関わるリサーチ、コーディネート、通訳・翻訳、機材・現地カメラマン派遣、現地クルーによる取材代行など手掛けています。#ハンガリーロケコーディネーター